PCX150(KF30)用のグリップヒーター

PCXにエンデュランスのグリップヒーターを装着。配線方法や取り付けの手順について

PCX150(KF30)用のグリップヒーター

以前から付けたいと思っていたグリップヒーターをとうとう装着したので、手順をまとめました。

最初に結論を言うと最高すぎてもう元には戻れません。なんでもっと早く付けなかったんだろうと。あるのとないのでは冬の快適性に天と地の差があります。

私が購入したのはエンデュランスの商品ですが、取り付けもやや手間はありますがさほど難しくありません。必要な工具さえあればバイク屋に頼まなくても十分にできる範囲かと思います。

もし自分でグリップヒーターに替えたいと思っている方がいれば参考にしてみてください。

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エンデュランスのグリップヒーターとは

エンデュランスのグリップヒーター(120mm)
PCXに取り付けできるグリップヒーターはいくつかありますが、私はこのエンデュランスの商品を選びました。理由は以下の3つ。

エンデュランスにした理由

  • 液晶画面がある
  • 防水機能
  • 出力の調整機能

液晶画面がある

エンデュランスのグリップヒーターは、スイッチのある操作パネルに液晶画面が搭載されています。これ、他社のモデルにはない特長なんですよね。

液晶画面では温度レベルなどが確認できますが、大きな数字でバッテリーの電圧が表示されています。エンジンを付けている限りこの表示は消えません。

冬場だけでなく一年中電圧が把握できるので、もしバッテリーが経年劣化で弱ってもすぐに察知でき、道中でのバッテリーあがりを事前に防ぐことができます。

防水機能

エンデュランスの液晶パネルは防水機能ありと明記されています。

ハンドルに取り付けるのでやはり防水は安心できます。ただし説明書に以下の記載があるように、防水といっても雨を防げる防滴程度なので過度な期待は禁物です。

本商品は完全防水ではなく、 防滴構造となっております。 通常の雨程度であれば内部に水が浸入することはありませんが、 水中に落としたりして水没させると内部に水が浸入してしまいますのでご注意ください。

通常の雨がどの程度までかは感覚的なものですが、夏の強烈なゲリラ豪雨に耐えられるのかはちょっと気になる部分です。また夏に確かめてみたいと思います。

出力の調整機能

バッテリーの性能に合わせてさまざまな出力調整機能があるのもメリットです。

まずはバッテリーの電圧が設定以下(10V~13Vの間で任意設定)になると自動で出力を調整するというレギュレート機能。電圧が上がれば出力は元にもどります。

さらにバッテリーの性能に合わせて最大出力を100%~50%に設定できます。

これらの機能のおかげでバッテリーに過度な負担をかけることがなく、電装品の負荷によるバッテリーあがりを防ぐことができます。

PCX150(KF30)にグリップヒーターを装着する手順

PCX150(KF30)の斜め前アングル
ではグリップヒーターを実際に装着していきます。

まずはスクリーン、フロントカウルを外す

PCX150(KF30)のスクリーンを外したところ
作業しやすくなるのでスクリーンを外しました。

ただ、私のPCX150は純正のロングスクリーンに換装しているので、ノーマルのスクリーンの場合フロントガーニッシュを外さないと取れないのでこの作業は不要です。

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PCX150(KF30)のフロントガーニッシュを止めるネジ
フロントガーニッシュを止めている2本のプラスネジを外します。

PCX150(KF30)のフロントガーニッシュに内張り剥がしを指しこむ
ネジを外したら内張り剥がしを隙間に差し込み、下へ動かします。写真の位置あたりでガコッという音がして、フロントガーニッシュの爪が外れると思います。

写真に写っているKTC(京都機械工具)の内張り剥がしは樹脂製なのでボディに傷をつけにくいですし、先端の適度な薄さと強度でとても使いやすいのでおすすめです。

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片側が外れたらもう片側も同じように外します。

PCX150(KF30)のフロントガーニッシュに内張り剥がしを差し込む

写真のように手のひらを入れ、先端の裏側にあるマジックテープを剥がしながら手前に引きます。上に持ち上げると爪が折れるので注意!必ず手前に引くようにしてください。

PCX150(KF30)のフロントガーニッシュを剥がしたところ
フロントガーニッシュが外れました。次はメーターパネルのカバーを取ります。

PCX150(KF30)のスクリーンの台座をはずす
その前にスクリーン台座の金具を外します。純正スクリーンの方はこの作業は不要です。

PCX150(KF30)のスクリーンの台座がはずれたところ
スクリーン台座が外れました。

PCX150(KF30)のメーターパネルをはずす
メーターパネルを止めているクリップとプラスネジを外します。

PCX150(KF30)のメーターパネルをはずす
このクリップも外す必要があります。

PCX150(KF30)のメーターパネルをはずす
クリップ中央を先端の細いもので押し込みます。

PCX150(KF30)のメーターパネルをはずす
パチンと音がして真ん中がへこめばロックが外れます。あとは取り出すだけ。

PCX150(KF30)のメーターパネルをはずす
右のプラスネジも外します。

PCX150(KF30)のメーターパネルの内部
メーターパネルのカバーが外れました。これで配線にアクセスできます。
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グリップヒーターの配線をつなげる

エンデュランスのグリップヒーター
ではいよいよ、グリップヒーターを取り付けていきます。

まずは配線の確認ですが、エンデュランスのグリップヒーターは最初からギボシ端子(矢印の部分)が取り付けられています。

バイク側の配線もギボシ端子があるので、何の加工もなしにこのまま接続できます。他の商品だとバッテリー端子に付けるクワガタ端子だったりするので、加工が必要になります。

PCX150(KF30)のメーターパネルの内部
バイク側のギボシ端子。ここに繋げます。

エンデュランスのグリップヒーターをPCX150(KF30)の配線につなげる
まずは商品に不具合がないか通電確認するため、端子に繋いでみます。

オス(先が細くてむき出しの方)をメス(先がビニールのカバーで覆われている方)に、メスをオスにそれぞれ差し込めばOK。何も迷う所はありません。

ちなみにバイク側から出ているこの端子はアクセサリー電源(ACC)といい、エンジンがかかっている時だけバッテリーから通電する回路のことです。

つまりエンジンを切っている間は電気が通らないので、バッテリーが上がることはありません。

対してバッテリーの端子に直接つないだり(いわゆるバッ直)すると常に通電してしまうので、接続する機器の電源を切っておかないとバッテリーが上がるので注意が必要です。

PCXはキックがついていないので、バッテリーが完全に上がるとエンジン始動ができません。後付けでキックペダルは付けられますが当然費用がかかります。

エンデュランスのグリップヒーターの通電確認
キーを回してエンジンを掛けると無事に電源が入りました。

PCX150(KF30)にエンデュランスのグリップヒーターの配線を通す
ではギボシ端子を外したらハンドル側から配線を通していきます。

ここで問題発生。ケーブルがたくさんあってすき間が小さく、コードの先端は入っても途中のコネクタが通りません。フロント側にケーブルを通すには銀メッキのパーツを外す必要があります。

PCX150(KF30)にエンデュランスのグリップヒーターの配線を通す
2本のボルトを外すだけで簡単に取れます。これですき間が広がったので簡単に配線を通せます。

PCX150(KF30)にエンデュランスのグリップヒーターの配線を通す
フロントパネル側に配線が通りました。

PCX150(KF30)にエンデュランスのグリップヒーターの配線を通す
通電テストの時と同じようにギボシ端子を接続します。

これでグリップヒーターの配線は完了。拍子抜けするほど簡単だと思いませんか?最初からギボシ同士なので何の加工もいらないのが大きいですね。

ちなみに左側に見えている2つのコネクタ(4P防水コネクタ・2P防水コネクタ)からも電源を取れるので、USB電源やドライブレコーダーなど、合計機器3つまでは配線を分岐させることなく取り付けできます。さすがPCX、よく考えられてます。

配線できたら余ったケーブル(けっこう長い)を束ねてタイラップなどでまとめておきます。

ただしハンドルを回すとケーブルが若干動くので、あまりギリギリの長さにせず少し余裕を持たせて束ねておきましょう。

スロットルコーン・グリップを交換

PCX150(KF30)のバーエンド
続いてグリップを外していきます。

ここで問題になるのがこのプラスネジ。他のブログなどを見るとめちゃくちゃ固く締まっているようで、インパクトドライバーがないと外せないと書かれていたりします。

確かにネジ山のサイズも+3と大きく、かなり大きなトルクで締められているのが想像できます。

ところがインパクトドライバー、持ってないんですよね・・・。何か代わりになるものはないかと工具箱をあさっていたら。。。

コメリで買ったミニラチェットレンチ
以前ホームセンターで買った安物の(確か500円くらい)ラチェットレンチを発見。プラスネジや六角ボルトのビットを差し込んで使うタイプのものです。

ちょうど+3のプラスネジのビットもあったので装着してみました。取っ手があるぶん普通のドライバーより力が入りますが、安物のギア式なので耐えられるかどうか・・・。まあ壊れても安いのでダメ元でやってみます。

ミニラチェットレンチでバーエンドのネジをはずす
ネジ山にしっかり噛ませて、舐めないように奥に押し込みながら、ゆっくりと左に回していきます。すると・・・

PCX150(KF30)のバーエンドがはずれたところ
最初は固かったものの、割とあっけなくネジが緩みました。安物ラチェットも無事。たまたま私の個体がそうだったのかはわかりませんが、思っていたほどネジは固くなかったです。

もし私のようにインパクトドライバーを持っていない方がいたら、安物ラチェットは試す価値ありだと思います。たいていのホームセンターに売っていると思いまし、Amazonにも似たような商品がありました。

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PCX150(KF30)のスイッチカバーをはずす
次はスロットルワイヤーを外すために、スイッチボックスを分解します。2本のプラスネジで嵌め合わされているだけなので簡単に取れます。

PCX150(KF30)のスロットルワイヤーをはずす
矢印の部分がスロットルワイヤー。PCXは2本のワイヤーでアクセルをコントロールする仕組みです。タイコと呼ばれる先端の丸い部分が溝に嵌っていますが、これを外していきます。

PCX150(KF30)のスロットルワイヤーをはずす
ごめんなさい、ちょっと荒業になりました。新しいスロットルコーンは用意しているので、面倒だからニッパーで引っかかり部分をカットしてしまいました。

でも後に、この作業が無駄だったのに気づくのですが。

PCX150(KF30)のスロットルコーンをはずす
スロットルコーンが取り外せました。

キタコのPCX150(KF30)用スロットルコーン
キタコ製のPCX用スロットルコーンを取り付けていきます。

PCX150だと10%ハイスロ化するようです。つまり以前と同じだけ捻っても10%多く回した状態になるので、加速がよくなり手首への負担も少なくなります。

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PCX150(KF30)のハンドルをはずす
さっきとは逆の流れで、スロットルワイヤーをコーンにはめ込むのですが、ハンドルを外さないとはめることができませんでした。

最初から外していれば元のスロットルコーンも楽に外せたんですが、やっぱり横着はダメですね。

ハンドルを外すには、まず写真の部分に細いマイナスドライバーを差し込みキャップを外します。このキャップは六角穴ボルトを隠すだけの飾りです。

PCX150(KF30)のハンドルをはずす
4つの六角穴ボルトが露出。これを外していきます。ここはかなり固く締まっているので、緩める時に力を入れすぎて滑ってケガなどをしないように注意してください。

よくあるのが、急にネジが緩んで勢い余って手をハンドルに強打というパターンです。作業時は滑り止め付きの軍手も必須です。

PCX150(KF30)のハンドルをはずす
ハンドルが外れました。余談ですが、この部分って自転車(マウンテンバイクなど)と構造は同じなんですね。違うのは締め付けのトルクくらい。

PCX150(KF30)にスロットルコーン、ワイヤーを取り付ける
これでスロットルワイヤーも簡単に嵌ります。

PCX150(KF30)のハンドルを取り付ける
スロットルコーンを装着したらハンドルを元どおりに取り付けます。

PCX150(KF30)のスイッチカバーを取り付ける
スイッチボックスも取り付けます。

スイッチボックスはハンドルバーの穴に嵌める突起部分があるので、常に同じ位置にセットできて便利です(逆に言えばちょっと内側とか上向きとか、位置を変えることはできないのですが)。

ここはアクセルやハザード等に繋がる重要な部品ですし、ある意味命に関わるので、あえて自由度のない構造になっているのだと思います。

PCX150(KF30)のグリップをはずす
左側のグリップを交換します。今ついているグリップは使わないのでハサミでカット。

切らずに残したい場合は、ドライバーなどを差し込んで空間を作り、そこにパーツクリーナーを吹き付ければ簡単に取り外せます。

PCX150(KF30)のハンドルバーの接着剤をはがす
グリップが外れました。が、接着剤が残っていて汚い・・・

PCX150(KF30)のハンドルバーの接着剤をはがす
パーツクリーナーを吹き、タオルやティッシュなどで拭けば簡単に剥がれます。

セメダインスーパーX多用途
ハンドルバーがきれいになったらグリップヒーターのグリップを取り付けていきます。

まずはグリップの空回りを防ぐ接着剤ですが、セメダインのスーパーXクリアを用意。耐熱性が高く120℃までOKなのでヒーターが高温になっても問題ないと思います。

いくら熱がこもっても120℃にはならないだろう、と。

スーパーXシリーズは他にも、スーパーXゴールド、スーパーXハイパーワイド、スーパーX2がありますが、スーパーXハイパーワイドだけは耐熱温度が90℃と少し低いので選ばないほうがいいです。

ライバル社のコニシボンドにもウルトラ多用途SU、ウルトラ多用途SUプレミアムクイック、ウルトラ多用途SUプレミアムソフト、ウルトラ多用途SUプレミアムハードという似たような商品がありますが、耐熱温度が120℃のウルトラ多用途SUプレミアムクイック以外は80℃と低くなります。

スーパーXクリアは耐熱温度が120℃あり、すぐに固まらないので作業がしやすくておすすめです。

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セメダインスーパーX多用途をPCX150(KF30)のハンドルバーに塗る
ハンドルバーに接着剤を塗りつけます。ちょっとつけすぎたかも・・・。

PCX150(KF30)にエンデュランスのグリップヒーターを取り付ける
エンデュランスのグリップを一気に差し込みます。さほど固くなくずずっと入りました。案の定ボンドが少しはみ出してますね。。。

PCX150(KF30)のスロットルコーンにセメダインスーパーX多用途を塗る
アクセル側も装着していきます。先程の教訓を活かし気持ち接着剤は少なめに。

こちら側はボンドがはみ出してスイッチボックスとくっつくとスロットルが回らなくなるのでつけ過ぎは厳禁ですね。

何ならグリップの内側に接着剤をつけたほうが、差し込む方向からして内側にはみ出すことはなくなるのでそっちのほうがいいかも。

ポイント

スロットルワイヤーの取り回しですが、自分はハンドルの下にくるように取り付けました。見た目的にきれいですし、上を向けるとケーブルの根本のすき間から雨水が入りそうで嫌だったからです。アクセル側はグリップを回すので、最初にケーブルの移動範囲を想定した上で取り付けるようにしてください。

PCX150(KF30)にエンデュランスのグリップヒーターを取り付ける
これで装着完了。

PCX150(KF30)にエンデュランスのグリップヒーターを取り付けた時のクリアランス
スイッチボックスとのクリアランスもいい感じ。

PCX150(KF30)にエンデュランスのグリップヒーターを取り付けた時のクリアランス
ここで問題発生。バーエンドを取り付けるとすき間がなくなり、これだとグリップが回りません。

クリアランス調節用にワッシャー
ちょうどサイズの合いそうなワッシャーがあったので使います。M6×20mmのワッシャーになります。

クリアランス調節用にワッシャーを挟み込む
バーエンドのネジにワッシャーを通します。

PCX150(KF30)にエンデュランスのグリップヒーターを取り付けた時のクリアランス(調整後)
ワッシャー1枚でちょうどいいすき間ができました。これでスロットルも問題なく回せます。

スロットル側のケーブル取り回し
アクセル側のケーブルは少し遊びを持たせて、他のケーブルと一緒にタイラップで固定しました。見た目的にもすっきりといい感じ。

エンデュランスのグリップヒーターの操作スイッチ取り付け
グリップヒーターのスイッチは左側ブレーキのすぐ横に設置。ここなら左手で操作しやすいですし、視認性も問題ありません。
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エンデュランスのグリップヒーターの実力は

いろんなブログや動画で絶賛の声をよく聞くグリップヒーター。その実力を検証してみました。使ってみて特に感じたのは以下の3点です。

①温度レベル3でも十分な温かさ

気になる温かさですが、これはもう期待通りでした。

設定温度は5段階で調節できますが、3でも十分に温かさを感じることができます。1月の晴天時(気温は8℃くらい)に試してみましたが、手袋なしでも寒さを感じませんでした。

レベル4や5にすると温かいを超えて熱さを感じます。素手で長時間握っていたら低温やけどするんじゃないか、と思えるほどです。

手袋を装着すれば表面的な温かさは感じにくくなりますが、5分もたつと手袋の中に熱がこもってくるのがわかります。

走行風が当たる手の外側はもちろん冷たいですが、それ以上に手のひらや指など内側がポカポカするのであまり気になりません。

②液晶の視認性は高くボタンも押しやすい

エンデュランスの特長になっている液晶画面ですが、やっぱりいいですね。

温度表示も見やすいですし、下にあるボタンも大きくて、手袋をしていても問題なくプッシュできます。バックライト付きなので夜でも問題なく見れて安心。

③ハンドルカバーを併用すれば効果はすごそう

現在ハンドルカバーをつけていないので想像での話ですが、グリップヒーター+ハンドルカバーは最強の組み合わせだと思います。

グリップがむき出しで風が当たる今の状況でも十分暖かいので、風が遮断されるハンドルカバーをつけたら、まさにカバーの中はコタツ状態になるのでは?

実は近々、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達をPCX150でやるつもりなので、ハンドルカバーを購入するつもりです。カバーが届いたらまた検証したいと思います。

PCXに付けられるおすすめのグリップヒーター

PCX(150)に取り付けられるグリップヒーターはパーツメーカー各社から発売されています。知名度が高くて口コミの評判もいい5品をまとめました。

エンデュランスのグリップヒーター

エンデュランスのグリップヒーター
見やすい液晶ディスプレイを備えたエンデュランスのグリップヒーターは、グローブをしていても押しやすい大きなボタンで使いやすさ抜群。

ヒーターはグリップ全周タイプなので装着の自由度が高く、消費電力も最大40Wのハイパワーを実現。スロットルを捻ってもコードへの負荷が少ない巻取り形状になっています。

温度設定はスタート時、アシスト時やエンド時など場面に合わせて自由に設定が可能。ヒーターを使わないときでもバッテリー電圧が常時表示されるので、電圧計として一年中使えます。
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PCX純正グリップヒーター

PCX純正グリップヒーター
ホンダ二輪純正アクセサリーのPCX純正グリップヒーターは、バイク購入時にオプションとして装備もできる安心のアクセサリー。

スロットルパイプとヒーター部分を一体化することで、グリップヒーターにありがちな「グリップが太くなる」現象を解決。通常のグリップとほぼ同じ太さなので違和感なく運転できます。

温度もボタンを押すだけで5段階に調節でき、純正ならではのスムーズな操作感を実現。価格は他の商品よりやや高めながら、純正ならではの安心感が得られるモデルです。
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デイトナのグリップヒーター

デイトナのグリップヒーター
バイク好きなら知らない人はいない(おそらく)メーカー、デイトナから発売されるホットグリップ。

4段階の温度調節ができ、最高パワーは55Wと高出力。エンジン始動と同時に4分間の急速暖房を行うクイックヒート機能を搭載しています。

スイッチ部分が独立したタイプと、グリップに内蔵されたタイプがあります。グリップは外径34mmと比較的細いので、握った感じも違和感がなく操作性も良好です。
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キジマのグリップヒーター

キジマのグリップヒーター
1万円を大きく切る低価格と、基本を抑えたスペックが人気のキジマ製グリップヒーター。

従来品の課題だったグリップの太さを大幅に改善。22.2mmの標準ハンドルタイプ用で33mm、25.4mmのインチハンドルタイプで37mmと通常グリップに近い細さに。

スイッチはワンボタンで5段階の温度調節が可能、電圧制御機能がついておりバッテリー電圧が下がっても安心の仕様です。
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カエディアのグリップヒーター

カエディアのグリップヒーター
バイク用ワイヤレス充電スマホホルダーなど、最近人気のバイクグッズを製造販売しているカエディア。

グリップヒーターはデザインと操作性を両立するスイッチ一体型を採用し、温度調節も5段階と幅広いのが特長。最高出力も40Wとまずまずのパワーです。

グリップは熱線を端から端まで均一に配置することでムラのない暖かを実現。購入後の1年保証がついているので、万が一製品にトラブルがあっても安心です。
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バイク屋でグリップヒーターを取り付けてもらう工賃は

バイク屋
グリップヒーターの装着はカウルを開けたり配線の必要があるので、こうした作業が苦手な方はバイクショップに頼みたい、という人もいるかと思います。

バイク屋に頼んだら失敗のリスクがないですが、気になるのはやっぱり工賃。グリップヒーター取り付けは作業工程が多いですし、そのぶん費用に跳ね返りそうです。

そこで、大手のバイクショップ「2りんかん」「レッドバロン」「南海部品」に電話して工賃を確認してみました。

店で買って取り付け 持ち込み
2りんかん 9,350円 18,700円
レッドバロン 16,200円 19,800円
南海部品 8,000円 16,000円

どの店も1万円近くかかりますし、商品を持ち込んだ場合2万クラスとかなり工賃が高くなってしまいます。さらにどの店でも言われましたが、追加で加工が必要になった場合さらに工賃が上がるとのこと。

商品によってはそのまま配線できるギボシ端子でないものもあるので、表よりも高額な工賃になることが予想されます。

お金で安心と時間を買うかは個人の判断なので自由ですが、私ならこの工賃を見たらなおさら自分でなんとかしたくなります。ヘタしたら商品より工賃のが高くなりますし。

もうグリップヒーターなしのバイクには戻れない

この冬ついにグリップヒーターを装着しましたが、思っていた以上に快適な商品でした。

エンデュランスの商品は液晶表示で見やすく、ボタン一つで温度調節ができて温かさも文句なし。最高出力だと素手は熱くて持てなくなるほどです。

10℃を切るような冬の日でも、手のひらが温かいので体感的な寒さがかなり和らぎます。手が冷えにくいので指がよく動き、安全性の向上にも貢献しそう。

なぜ、もっと早くつけなかったんだろうと後悔するほど、グリップヒーターはすばらしい商品でした。まさに冬のバイクの必需品だと思います。
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