こんにちは!久々のブログ更新となってしまいました。
というのも、PCXについて衝撃的なバイク雑誌の記事を発見してしまったからです。この内容を見て思わず衝動買いしてしまいました。
次期PCXはハイブリッド&EV
さすがに発売されている印刷物の記事なので、何らかの裏が取れている内容だと思いますが、これ、すごいニュースですよね。
○次期PCXはエンジン、ハイブリッド、電気モーターの3種類
○東京モーターショーのタイミングで新型発表
○スマートキーや前後ディスクブレーキを搭載
(ただ、記事の文章を見てもわかりますが「~されているというから」「~予定だとか」と曖昧な書き方なのでどこまで本当かはわかりません。)
クルマ業界では世界的な電動化の流れがきており(日本はやや遅れ気味?)、バイクにもBMWの電動スクーターC evolution(シー・エヴォリューション)が発売されるなど徐々にEVの流れが来ている中PCXのこの情報。
ハイクラスのスクーターのように限られたユーザーのみのモデルならともかく、日本はもちろん世界的にもスタンダード的な人気のPCXの電動化となれば、与えるインパクトもものすごいのではないでしょうか。
しかもEVだけでなくハイブリッドとあります。バイクのハイブリッドって市販ではおそらくないと思うのですが、どんなメカニズムになるのでしょうか?
まったく想像の域を出ないですが、PCXの価格帯から考えると、スズキのエネチャージのようなブレーキから動力エネルギーを取り出す簡易型のハイブリッドのようなものでしょうか。
ただ、これだけ新しい仕組みが導入されるとなるとやっぱり気になるのが価格。EV版とハイブリッド版がいったいどれくらいのプライスで発表されるのか興味深いです。
わからないことばかりですが、新しいPCX、とにかく気になります。
やはり本当だった!東京モーターショーで「PCXハイブリッド」「PCX EV」発表
なんとまもなく開催される東京モーターショー2017で、PCXハイブリッドとPCX EVが発表!
やはり噂は本当だったんですね。どちらもショーだけのコンセプトモデルではなく市販予定なのも期待が高まります。
同時にホンダの公式サイトから両モデルの画像をダウンロードできるので、その画像とともにディテールをチェックしてみました。
まずはPCXハイブリッドから。
PCXハイブリッドの外観
新形PCXですが、ぱっと見は現行モデルとほとんど違いがないように見えます(特にこの色(紺)は私の現在の所有モデルと同じような色なので余計違いがわからない)。
ですが、中身はフレームからリニューアルされています。アンダーボーンを左右2本にパイプを分けて剛性を高めたダブルクレードルタイプという完全新設計のフレームを採用。
ハイブリッドや電動化によって変わる部品がきっちり収めつつ、剛性もアップさせています。
ホイールベースも現行と変わりませんが、リアサスペンションのマウント部分を後方に約5cmずらし、ストローク量を増やすことでショック吸収性を高めることで乗り心地が向上しているとのこと。
まあPCXは基本的に初代から見た目はキープコンセプトだと思いますが、この新形にもそれは継承されているようです。
発売当初からほぼ姿を変えていないスーパーカブのように、スクーターとして永遠のスタンダードを目ざしているかのようなPCXのスタイルですね。
ハンドル・インパネ
新形のハンドル、インパネ部分も造形的な大きな違いはありません。
ただ、インパネ内の表示がまったく異なっています。まず、初代から続いていたアナログスピードメーターがデジタル式に。
ハイブリッドらしく、モーターのチャージやアシスト状況の表示や、時計表示、走行距離など必要な情報が見やすくスタイリッシュに表示されていますね。
メットイン
メットインは後方部分が明らかに狭くなっています。ハイブリッド化によるモーターアシストのバッテリーを収めるスペースになっているんですね。
仕方がないとは言え、日常の使い勝手には影響が出そうな部分です。
現行型でも大きめのジェットやフルフェイスはメットインに入らないこともありますが(現在使用しているOGKのASAGIは押さえつけてギリギリ収まる)、新形のこのスペースですと収納できるヘルメットをかなり選ぶのでは、と思いますね。
ヘッドライト・ボディ前面
左右に向かって跳ね上がるような、初代から続く躍動感あるヘッドライトデザインは継承しつつ、ブルーのラインがアクセントに。
何となく、欧州で発売されているフォルツァ125の雰囲気に似ていると感じました。左右のライトがロービーム、ハイビームにすると中央の一灯になります。
全体としてブルーの印象が強く、よりハイブリッド感を醸し出しています。
テールランプ・ボディ後面
テールランプは現行とはかなりデザインが代わりました。黒をベースに細めの左右に広がる赤いテールランプは、どことなくシグナスXを彷彿とさせる感も。
赤のコントラストが強く、後方からの視認性は良さそうですね。
キー・スイッチ部分
PCXハイブリッドはとうとうスマートキー仕様に。
先進性やセキュリティ面でメリットがあるのはもちろん、何気に現行型の鍵穴のマグネットが合わずイライラする(特に夜だと見にくい)ことから開放されるのは大きなメリットかと。
右側のシートオープンと給油フタのスイッチは特に変わってないですね。
スマートキー本体
国産ビッグスクーターではスタンダードになりつつあるスマートキーですが、原付二種クラスでもいよいよ搭載されます。
クルマのスタートキーのようにドアロックや開閉のボタンはないので、とてもシンプルなつくりですね。
PCXハイブリッドの仕様
正式名 | PCX HYBRID |
---|---|
全長 (mm) | 1952 |
全幅 (mm) | 745 |
全高 (mm) | 1105 |
車両重量 (kg) | 135 |
最高出力(kW) | 9 |
最高出力(PS) | 12 |
最大トルク(N・m) | 12 |
最大トルク(kgf・m) | 1.2 |
満タン時航続距離 | 440.0km(概算・参考値) |
続いては電動モデルのPCX ELECTRICです。
PCX ELECTRIC(EV)の外観(フロント)
こちらもボディそのもののスタイルはハイブリッドと共通です。ただ、何かが足りない・・・そう、エンジンには必須だった「マフラー」がありません。
ノーマルのマフラーはマットな黒塗装ですし、それほど存在感というか主張は感じないのですが、やはりマフラーのないEVを見ると随分スッキリした印象になります。
あとハイブリッドのエンブレムの文字が「ELECTRIC」になっています。
PCX ELECTRIC(EV)の外観(リア)
左後方から見た外観です。プーリーやベルトが収まっている部分はモーターの動力を伝えるギアボックスが収納されています。その上のエアクリーナーボックスがないのでこちらもコンパクトですっきりと見えますね。
気になるモーターは定格0.98kWの出力で、モーターらしく0kmからの出足が力強く、その後はややマイルドな出力特性になっています。
あと、フェンダーがボディからつながっている従来のタイプではなく、サスペンションのマウント部分と連結されています。これはジレラのランナーやPGOのGMAXのような感じでとてもスポーティーですね。
ハンドル・インパネ
ハイブリッドと基本的な共通に見えるハンドルやインパネ周り。ただ、モーター駆動な分、電池残量とスピード表示が基本でよりシンプルな見た目になっています。
ただ、リチウムイオンバッテリーが収納されるメットインが正しく閉まっているかを表示するインジケーターなど、EV独自の表示が実装されます。
メットイン
メットインはバッテリー収納部分になっており、実用性はほぼありません(小物が少々入る程度)。バッテリーの大きさを考えると仕方がないとはいえ、この辺りは今後のバッテリー小型化などの技術に期待したい所です。
バッテリー
PCX ELECTRICの力の源となるバッテリーは48V、1KW以上の容量となります。具体的な航続距離はまだ発表されていませんが、通勤や通学、近所の買い物など原付二種の一般的な使い方なら80~90%はカバーできるのこと。
そこから考えれば航続距離は70km~100kmあたりでしょうか?最近は電動アシスト自転車でもこれくらいは走るモデルがあるので、できるだけ長い航続距離だといいですね。
充電のイメージ
PCX ELECTRICは一般の家庭用コンセントで充電が可能。電動アシスト自転車のようにバッテリーを取り外さなくても、車体から直接コンセントをつないで充電が可能です。(いわゆるプリウスPHVやアウトランダーPHEVと同じプラグインハイブリッド方式!)
バッテリーを外して専用のホルダーにセットして充電することもできます。ただ、サイズからみてもバッテリーはかなり重そうなので、できればプラグイン式で使いたいですね。
充電時間は未発表ですが、およそ6時間程度で完了とのことです。
PCXエレクトリックの仕様
正式名 | PCX ELECTRIC |
---|---|
全長 (mm) | 1960 |
全幅 (mm) | 740 |
全高 (mm) | 1095 |
車両重量 (kg) | 144 |
最高出力(kW) | 4.2 |
最高出力(PS) | 5.7 |
最大トルク(N・m) | 18 |
最大トルク(kgf・m) | 1.8 |
航続距離 | 41km(60km/h定地走行テスト値) |
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