PCX150ととあるダム湖の道

乗って分かったPCX150(KF18)の3つの欠点|カスタムの範囲でもどうにもし辛い

PCX150ととあるダム湖の道

PCX150が納車されてはや半月、もうすぐ慣らし終了の1000kmに近づいていますが、ここで実際に所有してみてわかった欠点というか弱点を挙げてみようと思います。

ただ先に書いておくと、そのどれもが致命的というほどでもなく結局めちゃくちゃ気に入っているわけですが。。。

とりあえず、今のところ3つの点が気になりました。

ウィンカーが無音

PCX150のウィンカーは、スイッチを入れても「カチカチ」と音がしません。

まったくの無音です。

前に乗っていたアドレスは典型的なウィンカー音がしたので、これはかなり違和感がありました。

というか、音が鳴らないので曲がる前にウィンカーを出して右左折後、けっこうな頻度で戻すのを忘れてしまうんです。

音が鳴るウィンカーなら戻し忘れることはほぼないと思うのですが。

インパネのスピードメーターの両側に、ウィンカーを出していると緑色に点灯する大きなパネルがあるのですが、運転中の視界には入らないのでちょっと気づきにくいんです。夜なら何となく光っているのがまだわかるのですが。

ずっとウィンカーをつけて走っていたらおかしいですし、後ろを走る車にも進路を誤解させてしまいそうで結構危険かと思います。

シート表皮の段差部分の処理

これは表皮といっても、滑るとか汚れが目立つとかそういう類のことではありません。

PCXのシートは当然ですが二人乗り(タンデム)を想定して、真ん中辺りから後方にかけて一段高くなった形状になっています。

そのちょうど段差の部分ですが、表皮が密着していなくて浮いているんです。手で触ったり押したりするとすぐにわかります。

とはいえ、一人で乗る際はお尻の部分がちょうど段差あたりになるのですが、表皮は柔軟性があるのでお尻に合わせて伸びてくれます。

つまりすわり心地という面ではなんの問題もありません。

でも何かちょっと、作りというか詰めの甘さというか・・・その完成度のままで売ってていいの、と思ってしまうんです。

機能的には何も問題はないので、これが欠点かどうかは人それぞれかとは思いますが。

ライトが暗くて常に正面

PCX150にはバイクでは最新の技術といえるLEDヘッドライトが標準装備されています(というか、ウィンカー、リア含めて灯火類はすべてLED)。

三日月を横に寝かせたような大きなフロントライトは、外側から見るぶんには白い閃光という感じでとても眩しいです。

どんなに外灯のない山道でも安心して走行できそうです。

ところが乗っていざ使ってみるとそのイメージが激変します。光は確かに自然光のように白いのですが、なんだか光量が足りない。

しかもLEDの特徴なんですが、光があたっているところとそうでないところの境界線がはっきりしています。

従来のハロゲンライトが比較的視界全体をぼやっと照らしてくれるのに対し、LEDは光の届かいところから急に真っ暗。

照らしている部分の光量も少ない感じなので、安心感を覚えるような視界にはなりません。

しかもデザイン上仕方がないのですが、ライトはボディ部分に位置しているので、カーブを曲がる時、コーナーの先をうまく照らせません。

進むスピードに対し常にワンテンポ遅れてライトが照射される感じです。

アドレスV125はハンドル部分にライトがついていたので、ハンドルの動きと光が連動してこういう不安感はありませんでした。

まだ走ったことはありませんが、たとえば外灯のないワインディングのブラインドコーナーなどは夜は怖い思いをしそうです。

以上が、納車から1000km近く乗った段階で気になった点です。

もちろんそれ以上に気に入った部分はたくさんありますが、世の中に完全な商品はないと思うので、また何か感じることが出てきたら追記していきたいと思います。


コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください