PCX150にキャリアとリアボックスを取り付けたので、その手順を写真とともにまとめました。
たとえオッサン臭くなっても(そもそも管理人がオッサンですが)、収容力大幅アップという何にも代えがたいメリットがあります。
もともとメットインがそれほど大容量ではない(OGKのASAGI(ジェットタイプ)でも角度によっては蓋が閉まらないことも)PCX150だけに、リアボックスは必須に思えます。
仕事柄よく、ノートパソコンを持ちだして外で記事書きなどをやっているのですが、愛用のパソコン(マックブックプロ13インチ)をケースに収めてメットインに入れると、本当にギリギリ、いや若干当たってるかもという窮屈さ。
やや押さえつけ気味にシートを閉じれば入れられないこともないですが、ちょっと精神衛生的によくないですし、メットイン内にこもる熱を考えると、やはりリアボックスをつけてそこに入れるのが最適かと思うんですね。
ということで作業開始!
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モデル別・PCX150にキャリアを取り付ける手順
PCX150は先代モデルから通じてキャリアがもとから付いていないので、自分で取り付ける必要があります。
さらに、初代のものはキャリアの支柱を通すための穴をカウルに4箇所開ける必要がありました。
普段DIYをやっていてドリルなどが家にあればまだしも、そうでない場合はバイク屋などに持って行って工賃を払って穴あけ加工してもらうことになるんですね。
また、いくら穴を開けるだけとはいえカウルに直に手をかけるのは、ちょっとハードルが高いという方もいると思います。
ですが現在のモデルは、キャリアを取り付ける部分だけがカウルから分離してはずせるようになっていて、穴を開ける必要がありません。
ですので、六角レンチやスパナ、ラチェットレンチなどの工具があれば、自分でかんたんにキャリアを付けることができます。
以下では、2018年の最新モデル(KF30)と先代モデル(KF18)のキャリアの取り付け方になりますので、同じ車体をお持ちの方はぜひ参考にしてみてください!
KF30(2018年モデル)のキャリア取り付け方
ではKF30にリアキャリアを取り付けていきます。まずはシートの下にあるネジを外す必要があるので、シートを持ち上げます。
このようにネジが2箇所ありますので、プラスドライバーで外します。
それほど強く固定されてはいないので、外すのは楽だと思います。
ネジを外したら次はリアカウルの一部を外します。先代PCXはこの部分を外さなくても別パーツのカバーを取るだけでよかったのですが、若干手間が増えましたね。。
滑りにくいゴム手袋などを着け、写真の部分を上に引っぱり上げるように力を加えます(左右両側)。
外れる時にバキッとかパチンとか音がするのでちょっと不安になりますが、両側均等に上に力をいれれば破損するようなことはないと思います。
自動車の内装剥がしなどを隙間に差し込んで外している写真もありましたが、ゴム手袋のほうが傷の心配がないのでいいかもしれないですね。
矢印方向(上)に力を与えることで、カウルとボディをつないでいる爪が外れます。
カウルを外した状態です。ボディとは7箇所の爪(赤丸の部分)で固定されていました。右上にあるのがキャリアを取り付けるためのネジ穴です。
外したカウルを裏返るとプラスネジがあるので外します。
するとこの部分のパーツが取れて・・・
キャリアの支柱を通すための穴があいた状態に。これでOKなのでリアカウルを元通りに装着していきます。
位置がずれないようにしっかり合わせたら、あとは上から押し込んでいけば大丈夫です。
最初に外した2つのネジを締めるのを忘れないようにしましょう。
これで準備完了です!では続いてキャリアの取付を行います。
デイトナのマルチウィングキャリア
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今回購入したのは、バイクパーツでおなじみのデイトナから発売されているマルチウィングキャリア。一枚の金属からつくられており見るからに剛性が高そうです。
キャリアが平面なので、金属パイプのキャリアより台座との接地面積が広く、よりがっちりと固定してくれそうです。
右側にあるのはPCX本体に取り付ける支柱部分。これでボディとキャリアをネジ止めする構造になっています。ではキャリアを取り付けていきます。
こんな感じでわかりやすい説明書もついていますし、取り付け自体も特に難しい部分はありません。順番的には、支柱部分を先に取り付けてからキャリア部分を支柱にネジ止めしていきます。
付属の六角穴ボルトでキャリア支柱部分を取り付けます。ここは大事な部分なのでしっかり力を入れて締め付けましょう。
反対側も同じように取り付ければ完了です。
次はキャリア本体の取り付けです。支柱部分にキャリアを乗せ、4つの穴と支柱のネジ穴が合っているか確認します。もしズレが合った場合、支柱のネジを少しだけ緩めて微調整してから本締めします。
あとは4つのボルトで締め付ければ・・・
設置完了!では引き続きボックスを取り付けていきます~
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リアボックス(GIVI モノロック E43シリーズ E43NTL)の取り付け
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今回購入したのはGIVI モノロック E43シリーズ E43NTLという商品。容量は43リットルとかなり大きめ。しかも形が四角いので数字以上に物が入るように見えます。
GIVI モノロック E43シリーズ E43NTLの取り付けベース部分です。これをキャリアにネジ止めしてからボックス本体を装着します。
取り付けベースはプラスチックの蓋を外すと、このように網目のように穴がたくさん空いてるので、好きな位置でキャリアとネジ止めすることができます。
位置を決めたら、取り付け用のネジや金具を乗せていきます(4箇所)。上部の2つの間隔が狭いですが、キャリアの穴がここしか通らなかったのでやむを得ずです。
裏側には固定用の金具を通し、ワッシャとボルトで固定します。金具が波打っているのはパイプ状のキャリアを想定しているからですが、このキャリアは平面なので、金具がきっちりキャリアを押さえつけるよう位置を調整します。
あとは6mmの六角レンチと10mmのメガネレンチを使ってボルトを締めていきます。ここもぐらつかないようしっかりとネジ止めします。
4箇所のネジがある場合、1箇所だけをきつく締め付けるのではなく、矢印のように対角線上にじょじょに締め込んでいくとベストです。
これでベース取り付けが完了です。あとは天面の蓋を取り付け、ボックスをはめ込めば設置は終了です。
わりと大きめのボックスですが、PCX150の車体サイズとのバランスもいい感じではないでしょうか。
横幅も当然ですが車体幅に収まりますしバイクとの一体感も。着々とおっさん仕様になりつつあるPCX150ですが便利さには勝てません。
しかも今使っているヘルメット(OGKのASAGI)だと、メットインに入るか入らないかギリギリの大きさで、シートを締める時にやや押し込まないといけないんですよね。
このボックスがあればヘルメットはもちろん、雨合羽やかばん、買い物したときの荷物も入れられるので本当に重宝しそうです。
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KF18(2014年モデル)のキャリア取り付け方
シートを持ち上げると、黒いプラスチックの留め具が2箇所見えますが、ツメがひっかかって止まっているのでそのまま引っ張っても外せません。
このように、真ん中の丸い部分をレンチの先やドライバーなど細長いものでぐっと押すと・・
こんな感じにパチン!と音がして中央部分が凹みツメが外れます。2箇所とも外します。
あとはパネルを前方にずらすと、簡単に取れます。外す時に留め具をボディの中に落とさないよう注意しましょう。
パネルを取るとキャリアを付けるための4つのネジ穴が現れます。はずしたパネルは使うことはありませんので、どこかに保管しておきましょう。
では、キャリアを取り付けます。PCXに対応のキャリアはいろんなメーカーから出ていますが、これはキタコ(KITAKO)のマルチビレットリアキャリアという商品です。
キタコ(KITAKO)のマルチビレットリアキャリア
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ステンレスパイプを溶接したタイプのキャリアと迷ったのですが、こちらのほうが平面なのでボックスの台座をぴったり密着して取り付けられそうだったので選びました。
ではまず、キャリアの支柱となるパイプをネジ穴部分にずれないように乗せます。短いほうが前、長いほうが後ろです。
パイプの位置がずれないように注意しながらキャリアをそっと乗せ、6mmの六角レンチで締めていきます。念のため、最後の力を入れて締めるときは対角線上に本締めしていきます。
これでキャリア取り付けは完了。ほんとカンタンに装着できます。
落ち着いた黒色で、ボディともすっきり馴染んでいい感じです(どうせボックスを付けると見えなくなりますが(^_^;))
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リアボックス(GIVI モノロック B37 BLADEシリーズ B37NTD)の取り付け
さて次はいよいよ、ボックスの装着です。実はこのベース(ボックスを取り付ける土台)は前車(スズキのアドレスV125G)から取り外したものなんです。
これはGIVIというメーカーのものですが、汎用プレートといって、土台は共通で同メーカーの複数のボックスに対応しています。
今回はPCX150用により大きなボックスを新調したのですが、土台は前回のものが流用できるというわけです。
ではまず、このプレートをキャリアに乗せ、ネジが通るように自分の好きな位置で合わせてから、付属の金具を使ってネジ止めしていきます。
キャリアにはたくさんのネジ穴や空洞があるので、土台の位置をかなり自由に決めることができるんですね。
こんな風に4箇所均等にネジ止めするだけです。最後に本締めして固定する前に、土台が前後左右にズレていないか確認しておきましょう。
今回取り付けるのはGIVIのこのボックス。B37シリーズという商品で、無塗装タイプのクリアレンズになります。
これも取り付けは超簡単。ベースの前の方にある穴にボックスのツメを引っ掛けて、あとはベースにグッと押し付けるだけではめることができます。
完成!
縦横のサイズともに、大きすぎず、小さすぎず、PCX150とちょうどいいバランスだと思います。
横幅がそこそこあるので、ヘルメットをひとつ収納しても他のものを入れる余裕がありますし、14、15インチくらいまでのノートパソコンなら大丈夫だと思います。
メットインと合わせるとかなりの収容力アップになりました。バイクの全長も長くなり、後ろから見た時の幅広感も強くなったので、だいぶ原付きには見られにくくなりそうですね。
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