PCX150を購入してはや3年弱、このたび新型(KF30)に乗り換えることに。
そこで現在乗っている車両をどうするか考えた結果、バイク買取業者に査定してもらい、一番高い値段が出たところに売却しようと思いました。
最初は買ったバイク屋で下取りを聞いたんですが、返ってきた答えが「結構傷多いしな・・・8万くらいかな」。いや安すぎやろ・・・と思ったのが今回の発端です。
すでに走行距離は1万キロ超えてますし、故障はないものの外装のあちこちに傷がありますが、どうせ売却するなら1円でも高く売りたいのが自然な考えかと。
ということで、業者選びから実際に下取りに出すまでをこの記事にまとめました。私と同じようにPCX150を売却しようと考えている方の参考になれれば幸いです!
PCX150を買取ってもらう業者を選ぶ
まずはPCX150をどこに買取ってもらうかの業者選びですが、まず思ったのが数の多さ。バイクが売れない時代といわれて長いですが、下取りはそんなに需要があるんですね~
どこの業者も「高額査定!」とかしか書いてないですし、公式ページ上で簡単な査定ができますが、結局電話番号を入力しないといけないので何となく躊躇してしまいます。
まだどこに頼むか決めてないのに電話攻勢にあってもウザいですし。
そこで私と同じように実際にPCX150を業者に買い取ってもらった人のブログなどを検索して、どういう手順で進めればいいのか調べることにしました。
するとまず、以下の2点が大切なことだとわかりました。
②好条件を引き出すには複数の業者に依頼して査定額を比較することが大切
やはり1円でも高く買取ってもらうには、面倒でもたくさんの業者に依頼したほうがよさそうですね。。。
とりあえず、買取業者は以下のように直接運営している買取業者と代理店型の一括見積り業者に分けることができます。
(クリックすると公式ページを確認できます)
ただ、口コミとかを見るとどうも代理店型の業者はイマイチのよう。
代理店型というのは、複数の業者に一括で見積もり依頼をして、ユーザーが最も有利な業者を選べるという仕組みですが、何せ電話攻勢がすごいとのこと。
ネットで申し込みしたら数分後にはかかってくるらしく、しかも業者によっては数社ですまないような数のところもあるとか。
さらに、代理店型に登録している業者が直で受け付けているケースも多く、その場合は直接依頼したほうがいい条件になることが多いようです。
となると、何かあまりメリットがないんですよね。
複数業者に依頼する場合、一社ごとにいちいち連絡しなくていいのがメリットとはいえそうですが、何も数十社にかける訳でもないですし、少しでも高く売りたいんだからそれくらい面倒でも何でもないです。
ということで、今回は代理店型ではなく直接運営型の3社に査定を頼むことにしました。
【1社目】バイクワンに出張査定を依頼
最初に申し込んだのがバイクワン。
このバイクワンはバイクの買取を専門にやっている業者で、申し込んで即日の出張買取も対応しているようです。
ちなみにここは、ネット上で査定したい車種情報を入力するだけで・・・
こんな風に買取上限額や平均額などがわかるようになっています。他社は電話番号など入力しないと値段はわからないのでこれはいいですね。
ただ、こういう時の金額は実際よりかなり高めに出るみたいなので、あくまで参考程度のものかと。
とりあえず下のボタンからそのまま出張査定の手続きへ進めるので、名前や住所など個人情報、査定希望日などを入力して申し込み完了しました。
5分後にフリーダイヤルから電話
申し込んでから5分と経たないうちに電話がありました。
オペレーターの女性から、売りたいバイクのエンジンの掛かり具合、カスタムの有無、購入した店舗、ローンの残債があるかないかを聞かれ、最後に査定日の確認をして終了。
早ければ今から2時間後くらいに査定に行けるといわれました。即日査定の触れ込みはウソじゃないんですね。すごい。ただ、あいにく私が外出中だったので翌日にしてもらいました。
いよいよ出張査定のトラックが来た
いよいよ初のバイク査定。申し込んだ翌日の時間ぴったりにバイクワンのトラックがやってきました。
担当の方は30代くらいの声の高い元気な方。気さくで高圧的な感じもなく、とても気持ちのいい接客態度でした。最初にバイクの状態を軽く話したあと、具体的な査定に30分~40分ほどかかるということで家の中で待機。
途中何度か連絡があり、付け替えていたスクリーンとミラーの純正品の有無を聞かれました。両方ともきちんと保管していたのでその旨を伝えました。
これはどこの業者でも同じですが、パーツをカスタムした場合、元の部品があるかないかで査定に影響するので、絶対に保管しておきましょう。
そして時間通り、30分後くらいに査定が終わったとスマホに連絡が。
バイクワンの提示額は13万円
気になる査定額ですが、13万と言われました。
バイクワン独自の評価基準があり、5点が満点らしい(状態がいい)ですが、私のPCX150は3点という評価でした。
マイナスになった要因は全体に傷が多いことでした。タッチアップなどの補修をしても4点に届くかどうかという状態のようです。
転倒や事故はないんですが、確かにあちこちに擦ったような傷がありますし、家に止めている時もすぐ横に自転車があるのでどうしても細かい傷がついてしまうんですね。
でも、3年落ちの中古車、走行距離が1万km超えている状態で13万というのは、正直思っていたよりいい値段だなと思いました。
というか、店で言われた8万は何だったんだ・・・。
即決が条件の高値だと比較のしようがない
この記事を書いてなければ、提示された価格で決めていたかもしれません。ただ今回はまだ他社の査定も控えており、ここで終わるわけにはいかないので丁寧にお断りしました。
すると何とかうちで決めてほしい、即決ならもう少し頑張れると食い下がられました。とはいっても申し込んだ業者すべての査定を受けないと比較のしようもないので、諦めてもらいました。
最後に、「他の業者も一通り査定してやっぱりバイクワンが一番だったから売りたい」と後日に交渉できるのか聞いたら、交渉はできるが最初の査定額の値段は出せないといわれました。
なので、買取業者に直接査定依頼する場合は、業者を決め打ちしないと比較するメリットがない、ということになります。
ただ、今回はバイクワンに決めなかったものの、査定士の方の説明はきめ細かくて分かりやすかったですし、査定もなかなかの金額でしたし、とても印象のいい業者でした。
ネットでよくバイク査定の酷い口コミやブログ記事を見たりしてたので、最初ということもありかなり身構えてたんですが、いい意味で裏切られた感じです。
【2社目】バイクランドの査定額は
続いて申し込んだのがバイクランド。
ここはオンライン査定と出張査定の入力フォームが別になっており、ネット上で査定額はわかりますがメールアドレスや電話番号を入力する必要があります。
とりあえずネット査定はあまり当てにならないので、いきなり出張査定の申し込みに進みました。
とくに手続き的に難しい部分はなく、必要情報を専用フォームに入力していくだけでOKです。手続きを終えるとバイクワンと同じくすぐに電話がかかってきました。
バイクワンの査定日の翌日でセッティングしてもらい終了です。
時間通りにバイクランドのトラックが到着
バイクワンを査定してもらった翌日、バイクランドのトラックに来てもらいました。時間通りにきっちり到着。
荷台にはすでに買取をしてきたのか、1台のバイクが積まれていました。
査定士の方はベテランの雰囲気(40代後半~50代くらい)で、いかにもバイク好きなおっちゃんという感じの人。
バイクワンの時と同じようにバイクの状態を軽く説明したら、査定は10分ほどで終わるとのこと。ん、バイクワンより随分短いな・・・。
家の中で待っていると予定通り10分ほどで終了の連絡が。
バイクランドの査定額は12万
開口一番「はっきり言いますが、査定額は12万です」というものでした。
しかも、どんなに考慮してもこれ以上は出ない、とかなり強めの口調で念押し。さらに、おそらく他社でも同じような金額だろうと。
先にバイクランドの査定を知っていた状況なので、いや、13万出てるところもあるんですけど・・・と思いましたが、何か交渉しても無理そうな感じがしたので何も言いませんでした。
査定のポイントとしては、やはり傷が多いことが一番のマイナス点とのこと。
後は走行距離が1万kmを超えていること。人気の高いPCXとて例外ではなく、1万kmという数字を境に査定には大きく影響するようです。
特に金額に伸びしろを感じられなく、当然ここで売る気もさらさらないので、その旨を伝えてバイクランドの査定は終了しました。
バイクワンに比べて何となくですが、どうしても買い取りたい!というほどの熱意を感じませんでした。その時に高値で出せそうな販売店がない、などタイミングも影響するのかと思います。
【3社目】バイク王で驚きの査定額が!
最後は元メジャーリーガー松井のCMでもおなじみのバイク王。おそらく知名度はここが一番かと。
バイク王もホームページ上でおよその査定がわかりますが、すぐ下に出張査定の申し込みフォームがあるのでそのまま申し込みました。
こちらも手続き後すぐに電話があり、査定に来てもらう日時を決め(入力フォームには記載がない)、あとは必要書類の確認などかんたんな内容で終了。
最後にバイクの乗り換えの予定を聞かれ、理由を尋ねると最近中古車販売を始めたらしく、乗り換えの際はぜひという軽い営業トークでしたw
3社目のバイク王のトラックがやってきた
バイク王の査定はバイクランドの翌日に来てもらいました。
この日は昼の1時からだったんですがとんでもない暑さ。日差しをさえぎる場所もないので、若干申し訳なさを感じつつもさっそく査定してもらうことに。
バイク王の担当の方は30代くらいの方で、物腰が柔らかくてとても話しやすい感じでした。
査定時間は30分ほどでした。
バイク王の査定は14万!しかも最終的に上乗せ
気になるバイク王の査定額は・・・12万でした。
えっ12万・・・今まででいちばん安い。。。
先に頼んだ2社は断ってるしこりゃ困った、と思っているとまだ続きがありました。
当然12万では納得できないことを伝えると、向こうも想定済みなのか、その場で本部に連絡をして直接買い取ってもらえる業者があるか問い合わせてくれました。
10分後くらいに折り返しの電話があり、1社が買い取りたいとの希望が。
その提示額は・・・2万アップの14万に。やった!
この金額でもよかったんですが、ダメ元で最後にもうひと踏ん張りしてもらい、最終的に14万4000円での売却となりました。
バイク王で買取ってもらうことに
14万4000円でバイク王に売ることになった私のPCX150。
売却が決まれば、その場で買取証明書を作成、最後に署名をして完了です。お金は銀行振込で受け取ることになるので、振込先の銀行口座情報を伝えます。
書類の手続きが済んだら、PCX150をトラックへ積み込んでいきます。
買取業者への売却が決まったらその場で愛車とはお別れになるので、メットインやボックスなどに忘れ物がないようにしておきましょう。
バイクが倒れないようにロープで厳重に縛ります。さすがに手慣れた手付き。
積み込みが終わり、いよいよPCX150との最後の時がやってきました。
原付からはじまり、4台目の相棒だったPCX150ですが、こうやって査定に出してその場でさよならするのは初めての経験です。
走り去っていくトラックを見送っていると、ちょっと寂しい気持ちになりました。
バイク王でPCX150の売却を終えて
今回、PCXの売却にあたり、はじめてバイク買取業者を利用しましたが、売却する過程でわかったポイントをまとめると以下のようになります。
②交換したパーツがあるなら元の部品を保管しておく
③査定額を上げるなら傷はできるだけ少なく
特に重要に感じたのが①のポイントですね。
どこの業者も「ここで決めてくれたら最高額出します!」というスタンスだったので、一通りの業者に見てもらってから最終的に決める、というプロセスが難しくなります。
だから買取業者で有利に売るなら、いい値段を出してくれる業者を最初から選ぶ必要があります。
私の場合、最後に来てもらったバイク王が最もいい条件だったのが幸いでした。
もちろん中古車の査定なので、PCX以外のバイクでもバイク王が高値になるとはいえないものの、少なくとも査定額をはじめ接客のよさ、振り込みまでのスムーズさを考えてもバイク王なら間違いないのでは、と感じました。
正直、最初は自分も身構えている部分はありました。
バイク王に限らず、ネットにはこうした買取業者のとんでもない悪評があったりしますし。
ただ、査定士の方もこっそり教えてくれましたが、実際に査定に行くと事前に聞いた車体の状態と全然違っていた、なんてのはよくある話だそうです。
そういう場合は当然査定額は大きく下がるので、「話が違う」と感じてしまうことが悪評につながることもあるかもしれません。
今回はあくまで私の例ですが、バイク王で査定して売却する上で「思っていたのと違う」といった違和感は特に感じませんでした。
他社よりものすごく高値が出た、というわけではないですが、査定士さんもとても感じのいい方でしたし何の不安もなく売却までスムーズにできたので満足度はかなり高かったです。
バイク王は全国展開しているので来てもらいやすいですし、もしバイクの査定や売却を考えているならおすすめできる業者ですよ。
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