行ってきました東京モーターショー!
目的はもちろん新形PCXハイブリッド&エレクトリックをこの目で見て、たくさん写真を撮るためです。私はかなりの田舎に住んでいるので本当に久々の東京出張です。
この日(10月30日)はめちゃくちゃ風が強くて被ってた帽子が飛んでいきそうになるほど。でも天気は爽やかな秋晴れでよかったです(といっても会場はほぼ屋内なので関係ないですが)。
ということで、さっそく新形PCXハイブリッドとエレクトリックのレポートをしたいと思います!
東京モーターショー2017の会場「東京ビッグサイト」へ
PCXが展示してあるホンダのブースは会場の入口から最も遠い、東7というホールでした。
東京ビッグサイトは初めて来たんですが、めちゃくちゃ広いですね。
この日は平日でしたが、かなりたくさんの人がいました。長い通路を東7へ向かってひたすら歩きます。
3分くらい歩くと左手に東7のホール入口が見えてきました(この時テンションが上りすぎてホール入口やホンダのブースの写真を撮り忘れる失態)。
バイクの展示は会場の最奥にあり、ホンダのブースはかなりの人だかりでした。ブースの最も壁際のところにPCXの2台がディスプレイされていました。
いよいよ対面!PCXハイブリッド
まずはPCXハイブリッド。公式サイトのダウンロード写真と同じ濃紺カラーでした。やっぱり実車を目の前にするといいですね~。
ヘッドライトに入る青いラインが結構目立ちます。ライトがより大きく左右に跳ね上がっているように見え、力強いフロントの印象ですね。
新形PCXはハイブリッド化で増えた部品を収めるため、フレーム形状からして新設計なのですが、外側のカウル(ボディ)だけ見るとあまり変わっているように見えません。
重量も135kgと通常のエンジンモデル(130kg)とほぼ変わらない重さになっています。
ですが、細かく見ていくと結構いろいろな部分で異なっています。
側面から見たところ。ホイールとタンデムステップは明らかに別デザインに。ハイブリッドのロゴがしっかりと主張しています。
ハイブリッドのエンブレム。これは4輪車とも共通のデザインですね。スクーター(バイク)にこのエンブレムがあるといい意味でなんか違和感があったりします。
置かれている角度から、真後ろからの写真は撮れなかったので斜め後方から見たところ。
PCXは初代はテールランプやお尻が小さく原付きのように見えたのが不評で、二代目でかなり解消されましたが、新形はさらにテールの主張が強くなっています。
これは新形のテールランプがより左右に張り出していることや、タイヤが太くなっていることが理由ですね。
フロント部分。ブレーキはおそらく変わっていませんが、何といっても注目がタイヤ。ミシュランのシティグリップというシリーズで、かつPCX専用のタイヤになります。
幾何学的なデザインで深く何本も刻まれた溝がシティグリップの特徴ですね。
これは多くのPCXユーザーの願望かと思うのですが、ついにタイヤが太くなりました!サイズは100/80-14になります。現行型が90/90-14なので明らかに一回り太くなっています。
後輪も同じように一回り太いタイヤなので、全体にどっしりとした印象です。走りのヒラヒラ感がPCXの特徴かと思いますが、新形はより安定してライティングできそうです。
シートは見た目的にはステッチの色が違うだけで特に変わっているようには見えません。触ることはできなかったので、このあたりは発売を楽しみに待つことにします。
タンデムステップのデザインが変わり、サイズがかなり大きくなっています。現行でも特に不満はないですが、より足を安定して置きやすくなりそうですね。
その後ろのエアクリーナーやプーリーケース部分は、ハイブリッドの機構が収まっているのもあり、現行とはかなり違った造形になっていますね。
左側面のマフラー部分です。PCXらしいスマートで主張しすぎないデザインですね。後輪ももちろんミシュランシティグリップを標準で装着。
後輪のタイヤサイズは120/70-14です(ハイブリッドの後輪のタイヤ表示が角度的に写しにくかったので写真はエレクトリックのものです)。
現行型が100/90-14なので、こちらも幅がかなり広くなりました。
スマートだけどどこか貧弱なPCXの下半身がどっしりとした印象になり、ライバルのヤマハNMAXにも見劣りしなくなったように感じます。
こういう角度からでも、タイヤが太いのでスカスカ感がかなり抑えられ、力強さを感じますよね。
続いては、いよいよ登場となる電動モデル、PCXエレクトリックです。
PCXエレクトリック(電動モデル)
白とブルーのコントラストが未来感をイメージさせるPCXエレクトリック。スクーターのベストセラーともいえるPCXから電動が登場というのは大きな意味がありますね。
もちろん、日本のバイクメーカーで電動は初となります。
やはりエレクトリック最大の違いはこの右側ですね。何といってもバイクには必須のマフラーがありません。
今回初登場となる「ELECTRIC」のエンブレム。
ヘッドライト部分の外観はハイブリッドと特に違いはありません。ちなみにライトは真ん中の一灯がハイビーム、左右の大きなライト(二灯)がロービームになっています。
フロント周りです。ブレーキ、ブレーキディスク、ホイール、タイヤともハイブリッドと共通です。
プーリーケース部分もエレクトリックは大きな違いがあります。まずエンジンがないのでエアクリーナーボックスがありません。
サスペンションのマウント部分がケースとつながっており、フェンダーも兼ねているデザインに。現行型はボディの後端から下に伸びるフェンダーなので、かなり違った印象を受けます。
ケース内には心臓部となるモーターや動力を伝えるギア類が収まっています。
ホイールを直接駆動するタイプのモーターでは出力を出すのが難しく、パワートレイン的にはモーター→ギアボックスというスタンダードなものになったとのこと。
出力や回転数、燃費などはまだ発表されていないので不明ですが、定格出力やおよそのパワーなどは情報が出ています。
→次期PCXは電動&ハイブリッド!?衝撃の記事を発見した件について
マフラー(といってもないですが)側から見たリア部分です。
何かマフラー交換のカスタム中の姿にも見えますね。こちらもスイングアームとサスペンションのマウントが一体化されたパーツになっています。
タイヤサイズはハイブリッドと共通の120/70-14と現行型より太くなりました。
シート部分もハイブリッドと共通ですね。
寄ってみた写真。黒字に青のステッチがスポーティさと先進感を醸し出しています。
PCXエレクトリックで使うリチウムイオンバッテリー。2本をボディのメットイン部分にセットします(メットインは開けられなかったので見られませんでしたが)。
上部が取っ手になっていて、持ちやすい形状になっています。とはいえ、担当者に聞くと重量は1つで10kgより少し軽いくらいとのこと。
女性ですと両手に2個持つのは無理ではと思います。男性でも20kg弱は気合を入れないとキツい重さですね。
ただ、PCXエレクトリックはプラグイン方式でもあるので、バッテリーは本体に装着したままコードをフロアステップ部分から引き出してそのまま充電できます。
普段停めておく所の近くにコンセントが必要にはなりますが、この重さを考えるとバッテリーはつけたままプラグイン式で充電するのが現実的かと思います。
発売が待ち遠しい!
来年には発売される予定のPCXハイブリッド&エレクトリック。
実車を見た印象は、見た目は正直そこまで変わってないかな・・・というものでしたが、やはりポイントはデザインより性能面ですね。
もともと燃費がいいPCXをわざわざハイブリッドにするのは、さらに燃費を稼ぐというより、発進時のトルク向上が目的なのもあり、よりパワフルな走行が期待できます。
モーターはさらに、エンジンとCVTではどうしても避けられない加速のタイムラグがなく、よりダイレクトな加速感かと思われます。
タイヤが太くなることで安定性やハンドリングの向上にもつながりますし、新形PCXは走りをより楽しめるモデルになりそうですね!
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